SVブログ

シニアの力が日本を変えると、本気で思っています

現在の日本の人口構成を5歳区切りで見ると「65~69歳」が1,000万人を超えてもっとも多くなっています。そして、4人に1人が65歳以上のシニア層です。

今のシニアの方々は、仕事の第一線を退いた後も、たいへん元気に様々なことに挑戦しています。仲間で旅行に行ったり、ジョギングや山登りで体力づくりをしたり、スマートフォンでお孫さんの動画を楽しんだり、カラオケ・カメラ・買い物など趣味がたくさんあったり…、もちろん、仕事でばりばり活躍している方も多いです。日本全体でも消費の中心がシニアに移行しており、シニア向け市場が形成されているほか、近年の高価格・高付加価値商品の登場はその一つの表れと言えるでしょう。

一方で、シニアの方々のIT関連製品の普及率・利用率は、まだ成長の余地があります。ある調査によると、60歳以上の人のスマートフォン所有率は2017年に48.2%となったそうです。50歳台の所有率は70%以上、40歳台以下の所有率は80%を超えていますから、その比較であればまだまだとはいえ、2年前は27.8%だったということですから急激に伸びています。これから世の中に現れる様々なIT関連製品も、ニーズを満たしたものや生活に密接に関係するものから徐々にシニア層にも浸透していくでしょう。

シニア層の人々は、仕事において熟練の技術や経験に裏打ちされたノウハウ、人脈など多くの財産を持っています。生活の場面でも、料理や子育てなどの家事を中心として「おばあちゃんの知恵袋」のような知恵がたくさんあります。これまで身の回りだけで活かされていたこれらの工夫は、「便利な道具」の使い方を身に付けることで一気に広がり、シニアの方々の活躍の場を増やしていくことになります。人口比率でも多数となったシニアの力が、これからの日本を大きく変えていくと確信しています。

「働き方改革」のもとに、政府も高齢者の力を活用して企業の収益や生産性を高めようという動きが活発になっています。消費だけでなく、生産を支える存在になっていくシニアの人々を、パソコン教室わかるとできるは創業当初から「いくつになっても挑戦が大事!」と、ITリテラシー向上と活用という側面から支援してまいりました。それまで「パソコン弱者」と言われていた方々へBUNちゃん先生のわかりやすい授業を提供し、日本のパソコン普及率の向上に貢献できたと自負しています。

これからも、進化し多様化するIT関連製品とシニア層の人々を結びつける役割を果たしつつ、一人ひとりが心豊かな生活を送る地域密着型の手助けをしていきたいと考えています。

« »