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新型コロナで変化した本部の運営サポート

新型コロナ感染症拡大を防ぐため、政府は2020年4月に「緊急事態宣言」を発出しました。国民に向けて外出の自粛を要請したほか、学校の休校、商業施設の一時閉鎖、各種イベントの中止などの施策で人流が止まり、消毒液やマスクがドラッグストアの店頭から消えるなど日常生活が大きく変わりました。

「パソコン教室わかるとできる」も、多くがショッピングセンターなどの商業施設内に開校しているため、緊急事態宣言により教室を休校せざるを得ない時期がありました。長い教室では約2か月の休校期間を経て再開校に至る場合もあり、この間は、各教室の生徒さまはもちろん、加盟校オーナー・教室インストラクターの不安も非常に大きなものだったと思います。

新型コロナの影響で、本部のサポートも2つの面で大きく変化しました。その一つは、コミュニケーション手段の変化です。

本部スタッフはリモートワーク体制となり、スーパーバイザーが教室を訪問して運営の確認や相談に応じることも、感染拡大防止の観点から中止しました。その代わり、「Zoom」「Teams」などのオンラインコミュニケーションツールを活用して各教室と打合せをおこない、毎年の恒例行事だったオーナー交流会やインストラクター研修会、BUNちゃん先生講演会もオンラインで開催できるようになりました。

オンラインコミュニケーションは、慣れてくるにつれて利便性も欠点も良く見えてきます。これまで電車や自動車で1時間以上かけて参加した研修会も、自宅や教室から気軽に参加できるようになりました。地域の加盟校同士の交流が活性化されたことや、地域の枠を超えて講演会が開催できたことも収穫です。ただし、対面での会話ならではの良さもあり、今後は目的や状況に合わせて最適化を図っていくことになると思います。

二つめは、情報発信の内容の変化です。最初に緊急事態宣言が発出された時期は、感染者の情報やショッピングセンターの休館情報、支援金・助成金情報が日替わりで発表されていました。加盟校オーナーにとっては、教室の休校は授業料収入が止まることに直結するため、資金調達に関する情報がたいへん重要となります。また、三密を回避し、生徒さまやインストラクターにとって安全な教室運営を行う準備も必要となりました。これまでの教室運営情報の発信とは別のツールも使い、加盟校オーナーへ情報提供を継続しました。

現在は緊急事態宣言も解除され、感染者抑制と経済活動を両立させる「ポストコロナ」時代となりましたが、新型コロナによって、必要な情報を、必要なタイミングで収集・発信する重要性は再認識されています。これからも、オーナー・インストラクターの皆様へのきめ細かな情報発信を続けて教室運営を支援してまいります。

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