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「運営のしやすさ」のために ③加盟校同士の横のつながり

フランチャイジー(加盟店)どうしの情報交換やつながりについて、積極的に推進している本部と抑制的な本部があると言われています。これは、善し悪しと言うよりフランチャイズチェーンとしての考え方の相違と思われます。

わかるとできるでは、フランチャイズ加盟募集当初から、加盟校同士の積極的な交流を支援してきました。定期的に開催される「勉強会」は、本部と加盟校が共に成功事例を共有し意見交換を行う場として、わかるとできるの年間行事として定着しています。

当社は、フランチャイズ・システムは「集合天才」であると考えています。現場の最前線では生徒や問合せ者から毎日様々な要望が出てきます。その要望に対して「このように対応したら喜ばれた」「こんな売上につながった」といった情報を多くの店舗が共有することで、チェーン全体の売上向上につながり、また、本部の新商品開発の参考にもなります。一つの店舗でのノウハウも大切ですが、せっかくチェーン展開しているのであれば、たくさんの現場体験を全員で追体験することで、現場の改善も早くなります。

このような考え方に基づいて、わかるとできるでは、横のつながりを大切にしています。したがって、「勉強会」は加盟校オーナーだけの参加ではなく、現場のインストラクターも参加できる仕組みになっています。成果発表の場だけでなく懇親会もあり、新人のインストラクターが、別の法人のベテランインストラクターに色々なアドバイスを求めている場面や、直営校・加盟校の教室長が入り交じって運営の工夫について語り合う場面をよく見かけます。このような交流は、悩んだ時にすぐに本部に相談できる距離の近さを作り、運営のしやすさにつながっていると思っています。

一方で、交流のしやすさは不満の増長につながる可能性があります。悩み相談がいつの間にか本部批判になっていく…横のつながりに消極的な本部はこの点を気にしているように思います。他のフランチャイズ本部の方にお話を聞くと、そのような加盟店は、パッケージの批判はするが成功事例の取り組みには腰が重い。つまり、自分がやりやすいようにやりたいと思われていることが多いということです。

したがって、フランチャイズ加盟を検討している方に理解していただきたいことは、そもそもフランチャイズ・パッケージの批評のために加盟することではないので、事前に本部の持つパッケージを良く調べておくことが大切であるということです。また、本部も完璧ではなく加盟店自身の工夫が当然必要であること、不満や相談は本部の窓口であるスーパーバイザーに直接話すこと。このような点を理解して、何か問題が出たとしてもそれをすぐに改善策につなげ、問題とは別に、良い事例・良い取り組みには積極的に参加しようという考えが発展につながります。その点において、わかるとできるは加盟校オーナー様にたいへん恵まれており、「勉強会」も非常に前向きに盛り上がる内容になっていると感じています。

「勉強会」発足当初からわかるとできる全体のために動いてくださる加盟校幹部の皆様には本当に感謝です。このような「勉強会」は、これからもわかるとできるの良い文化として継続・発展させていきたいと考えています。

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