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「運営のしやすさ」のために ⑤集客の強さ

どの業種・業態でも言えることですが、お客さんが来店しなければ商品は売れず売上が上がりません。事業は一過性のものではないので、継続的に来店客を増やしていく仕掛けや仕組みがあるかないかは、「運営のしやすさ」どころか、事業の成否を大きく左右します。

問い合わせを起こす力の強さには、大きく「ニーズの強さ」と「知名度」の2つの要素があります。今から20年前、「Windows98」などが発売された頃は、パソコン自体がブームとなっていました。WindowsもWordもExcelもインターネットも、全てが新しく、全部ひとくくりで「パソコン」だったので、そのスキルを身につけるため、内容を知るために多くの方が教室を訪れて学習しました。パソコン自体に強烈なニーズがあったのです。

現在は、その頃と比較すればパソコン自体のニーズは弱まり、パソコンの技術習得自体で問い合わせを起こすことは難しくなっていると言えます。しかしながら、今でも募集期と呼ばれる時期になると、各教室には多くの入会に関する問い合わせをいただき新たに教室で学習をはじめる生徒がいらっしゃいます。それは、わかるとできるが、新しいニーズをきちんと受け入れていることと、知名度を高めていることがその理由です。

知名度とは、テレビに出て有名になることや話題になること、それも一つの考え方でしょう。ある朝の番組で「○○が体に良い!」と紹介されると、その日の昼からその食材の売れ行きが急上昇するというのは、よく聞く話です。でも、それは長続きするでしょうか? 次の週には別の食材が紹介され、それまで売れていた食材はもとの売上に戻ってしまいます。個々の商品という観点で見れば、継続的にニーズを増やしていることになっていないことがわかります。

パソコン教室における知名度とは、一つを挙げれば「評判の良さ」です。教室で授業を受けた生徒が「あの教室、わかりやすいよ」と言ってくださることが新しい問い合わせを起こす大きな原動力です。日々の授業でインストラクターが一人ひとりの生徒に丁寧に対応し、1回の授業に満足して次の授業を楽しみにしていただく、その積み重ねが「あの教室、わかりやすいよ」という言葉を生み出します。研修を受け、生徒の状況を把握し、的確に指導してくれる全国のインストラクターがいるからこそ、その集合である「パソコン教室わかるとできる」は、創業から20年経った今でも安定した売上を各教室で出すことができています。全国のインストラクターに本当に感謝しかありません。

また、問い合わせを増やす仕組みがあることも、フランチャイズ・パッケージには大切な要素です。それぞれのフランチャイズ本部には独自のノウハウがあり、当然当社フランチャイズにも日々進化し続けるノウハウがあります。その内容は、加盟校研修会等で全国のオーナーが共有できるようになっています。

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