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「運営のしやすさ」をどこまで活用できるか

世の中には様々なフランチャイズチェーンがあります。日本フランチャイズチェーン協会(JFA)の統計(2016年度)によれば、日本国内のフランチャイズチェーンは1,335チェーンを数え、チェーン全体の売上規模も25兆円を超えるなど拡大しています。

そして、各フランチャイズチェーンには様々な強みがあります。ブームや知名度を売りにしている業種、市場の将来性や開店時の金銭的負担の少なさを売りにしている業種など、それぞれのフランチャイズ本部を調べてみればその強みはすぐに見えてくるはずです。

では、わかるとできるの強みは何か? 色々な長所があると思っていますが、これから加盟される方に必ず説明している長所は「運営のしやすさ」です。これまでのコラムでお話しした、情報共有手段の充実、研修の充実、加盟校同士の横のつながり、良質な教材、集客の強さ。これらは一朝一夕には構築できない当社の貴重なパッケージです。これらのパッケージを、加盟された方と共有し、一緒に作り上げていくことがわかるとできるのフランチャイズ・システムです。

ただし、当社の強みである「運営のしやすさ」をどこまで活用できるかは、加盟された方の取り組み次第でずいぶん変わります。本部スーパーバイザーのアドバイスを実践するかしないかは、究極的には加盟校オーナーに任されてしまいます。「それは無理でしょ」と言ってあきらめてしまうか、自社の環境で実現させるために挑戦するかで、教室の実績は少しずつ二極化していきます。1年、2年と経っていくうちに、それは大きな差となってしまいます。

おそらく、当社フランチャイズに限らず、どのフランチャイズチェーンでも同じようなことが言えます。加盟店の業績を悪くしようと考えているフランチャイズ本部は基本的にはどこにもないからです。

わかるとできるは地域密着のビジネスモデルで、売上規模もそれほど大きくはありません。したがって、爆発的な売上で一攫千金を目指している方には不向き、自分は投資のみで運営は誰かに任せてと考えている方には不向きであると言えます。

しかしながら、シニア層中心のターゲットで市場の安定感があり、IT機器を活用しているためニーズが増える可能性の高いビジネスです。教育産業共通の特長でもある、一度地域に浸透すると顧客が安定するというメリットもあります。これら総合的な「運営のしやすさ」を、開業を検討している方々にはぜひ活用していただきたいと考えています。

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