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シニア層こそIT技術の恩恵を受けてほしい

2018年は「キャッシュレス元年」と言われていましたが、今年に入りますますスマートフォン決済ツールが乱立し、メディアでも大きく取り上げられています。近年のIoTやAIの発達は勢いを増すばかりで、数年後には多くの人が財布がなくても日常生活が普通に送れる世の中になるかもしれません。

その一方で、情報技術の便利さを知らずに、利用していない人々もまだたくさんいます。例えば…
・銀行、病院、美術館などで長時間順番待ちしている
・駅でどの電車に乗れば良いのかわからず困ったり尋ねたりしている
・スーパーで買った重たい食料品を自転車のカゴに入れてふらつきながら走る

もちろん、これらは誰にも迷惑をかけておらず何も問題はありません。目的達成の手段としてのIT活用ができず、労力や時間を要しているというだけです。
これら「デジタル・ディバイド」は、とくに高齢者層に多く見られているため、シニアの方々へのIT技術への理解はまだ不十分といえます。もちろん、これら世代の方は、若い頃はパソコンがそもそもなかったこともあり、今の生活に問題がなければ端末を持つ必要はないと思っている人も存在しています。
しかし、ITでどんどん便利になる世の中で、身につける操作技術自体は、現在それほど難しいものではなくなってきています。「パソコン教室わかるとできる」は、加齢とともに体力が弱くなる、重労働ができなくなるシニアだからこそ、最先端の技術を活用し、移動や訪問などの手間や体力消耗を省く恩恵を受けてほしいと思います。

 

デジタル機器の苦手なシニアの人々の代表的な共通点は、以下の2つです。
・自分で「苦手のレッテル」を貼っている…デジタル機器を使う機会があっても「自分には無理、才能がない」と避けてしまいます。しかし、多くの人が、デジタル機器の活用は才能ではなく慣れであることを知っています。
・正しく、楽しく習う場所を知らない…初めての人や苦手意識を持った人でも、きちんと、楽しみながら身につける教え方を知っている教室は、それほど多くありません。和やかにワイワイ学習しても、結局身につくものではないという声は、通学している生徒の方々からよく聞く言葉です。

「パソコン教室わかるとできる」は、パソコンやスマートフォンの授業を通じて、シニアの方々に、デジタル機器の苦手意識を取り払い、新しい技術を使える喜びを伝え、自身のこれまでの経験と融合させて生活を豊かにして、仕事や起業など社会でどんどん活躍していただきたいと考えています。
先日、あるマーケティングリサーチ機関が「シニアのスマートフォン所有率が6割になった」という調査結果を公開しました。20代・30代が9割を超える状況から見ればまだまだですが、少しずつシニアの方々が興味を持って「普通」にデジタル機器を使いこなす世の中になっていくとうれしく思います。

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